学習会

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内外の講師を招いて、国際理解のための講演会や日本に住む外国から来た人たちへの理解を深めるための学習会を企画しています。

「もっと知りたい国シリーズ」では、いろいろな国の文化や事情を学習します。 

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本音で語ろうー国際化  2024年4月

 海外駐在や海外在住経験者4名をパネラーにお招きして、イギリス、バーレーン、ベトナム、シンガポール、タイ、チェコでのそれぞれの体験をお話いただき、国際化について考えるための学習会を行いました。各国における生活習慣や文化の違い、言葉の使い方の違い、“個々の違い”に対する考え方など、貴重な経験とそこから得た気づきをうかがうとともに、会場の方々の意見も交えて、国際化に向けて何が必要かを皆で考える機会になりました。

多文化共生施策についての解説と質疑  2023年9月

 所沢市経営企画部企画総務課の担当の方に外国人市民についてお話を伺う会を設けました。

所沢市の外国人は継続的に増加、定住化している。教育、就職、高齢化など問題は多岐にわたる。やさしい日本語、多言語での発信(HP、ほっとメール)などに取り組んでいる。現状ではボランティアの支援が中心になっていることなどのお話がありました。

 市としてさらに積極的に取り組んでほしいなどの意見・要望があり、質疑応答は30分延長されました。

本音で話しましょう!  2023年3月

 ~外国人と一緒に暮らすために大切なことは何か~

 ウズベキスタン、ミャンマー、中国、台湾出身の(元)受講者やそのご家族の方々をパネラーにお招きし、相互理解を深めるための学習会を行いました。企業での働き方の違い、文化の違い、教育システムの違いなど、戸惑われたことや改善できるとよいと思われたことなどについて、様々なご意見を伺うことができました。

 日本語で気楽に話せる機会や場所があるとよいとのご提案もいただきました。

日本文化のイメージ、古典のイメージ

  ~百人一首に見る古代秀歌  2021年11月

  日本の古典文学を研究しておられる、所沢在住のウォーレン・ウォーラー氏(アメリカ人)にお話しいただき、30名以上の参加がありました。

 ハイブリディティという異なる文化や言語、時代などの違いと融合・。百人一首を通して、いっけん難しそうな内容を易しく、わかりやすくお話しいただきました。親しみのある百人一首も深く研究することで新しい発見、新しい解釈が生まれることなど、新鮮な感覚を持たれた方もあったのではないでしょうか。

外国人支援団体"S.O.S"を見学  2022年2月

  地域の生活に困っている外国の方々を支援する団体"S.O.S"を訪ねました。活動拠点である小手指のカトリック教会で、ボランティアスタッフの皆さんがそれぞれの家庭構成に合わせて配布する食品を袋詰めしていらっしゃいました。"S.O.S"では、食糧支援ばかりでなく、幅広く生活に必要な支援(付き添い、通訳、カウンセリングなど)をしています。支援活動の様子を伺いながら素晴らしい教会を案内していただきました。

 気持ちが温かくなる見学でした。

スモーキーマウンテンを訪れて    2021年3月

 今年成人式を迎えられる会員の町田さんは、フィリピンのスラム街スモーキーマウンテンの子どもたちのために100着余りの古着を集めて届けられました。その様子などを撮ったビデオや写真を見ながらお話を伺いました。現在フィリピンの大学に在籍されていて、スモーキーマウンテンには20回ほど訪れたとのこと、子どもたちと楽しそうに交流される姿も収められていました。

 今回は初の試みで、会場での参加だけでなく、Zoomによるオンラインとのハイブリッド型の学習会を行いました。

プラスチックの利と罪     2020年12月      

 退職前に大学で研究されてたプラスチックについて、会員の佐藤さんにお話を伺いました。

 容器包装材料によって7種類に分けられ番号が付けられていますが、同じ材料でないとリサイクルはできません。廃プラによる環境汚染の問題、環境にやさしい植物由来のプラスチックのご研究と研究途中で定年を迎えられたことなどお話くださいました。

 できるだけ環境に負荷をかけないような生活を心がけなければと改めて感じました。

日本語教師としての一年を振り返って  2020年11月         

 会員の山本さんにお話を伺いました。お若いうちから定年後を考えられ、いろいろ試された中で日本語教師を選ばれたとのこと。1年間養成講座で勉強して資格を取られ、現在は市の福祉施設でも日本語を教えていらっしゃるそうです。わが身に置き換えて伺うことのできる身近なお話でもありました。

 講師の山本さんはマスクにフェイスガード、聴講者もマスクをして間隔を空けて座り、消毒、換気などにも気を付けました。

協力隊活動とボルネオ原住民の文化       2020年3月              

 会員の三田さんに青年海外協力隊でのお話を伺いました。

 キノコの研究をされていた三田さんはキノコ栽培支援の要請に応募され、現地に合ったキノコを研究・指導をされながら3年間ボルネオに住んでいらしたとのこと。

 ボルネオの人たちは怒らない、怒ることは恥ずべき事、虫や蛇も食べる文化があり蛇は皮があったほうがおいしいなど、感心したりびっくりしたり。大変興味深い内容でした。 

後半は懇談会形式で、ボルネオのお菓子や木の根のコーヒー・紅茶などをいただきながら和気あいあいの2時間でした。

海外の日本人学校・補習授業校inプラハ

2020年2月

  プラハの日本人学校で3年間校長として勤務された齊藤先生に講演をしていただきました。 

 チェコはビールの消費量世界1(26年間!)である、チェコ語は大変複雑で難しい言語だなど全体的なお話、そしてチェコで外国人が学ぶ学校についてお話しいただきました。日本人学校、補習授業校、インターナショナルスクールがあり、その違いや特徴、こどもたちが日本に帰ってからのことを考えた学校選びのことなど、大変興味深い内容でした。

 在留カードから見えてくるもの ‐ 在留資格の基礎知識

2019年11月

 日本に暮らす外国出身の方は年々増えていますが、在留資格にはどのようなものがあるのでしょう。行政書士の方に基礎的なことからお話を伺いました。定住、永住、家族滞在などの違いとその資格でできること、制限や義務など。 

 前もって受け付けておいた質問にも回答をしていただきました。スポーツ選手は永住資格を取りやすいか、難民申請の難しさなどたくさんの質問がありました。


所沢市の国際化・多文化共生施策について

               2019年7月

 講師に所沢市文化芸術振興課の松本主査をお迎えして、外国からの人達に対する日本語など生活上の支援やその施策についてお話を伺いました。

 TIF会員ばかりでなく、他の日本語教室の方々の参加もあって部屋はいっぱいになり、関心の高さがうかがえました。 

ミニ講演会「ウズベキスタンの話」   

              2019年4月

 総会終了後、2部として毎年懇親会を行いTIFの活動について様々な形で意見交換をしていますが、今年は懇親会の後半にミニ講演会を行いました。

 ウズベキスタン出身の受講者の方に美しい写真や動画でお国の紹介をしていただきました。スマートフォンを使ったクイズもあり、大変楽しい講演会でした。

タイの得度式    2019年2月

 元会員の並木さんにタイの得度式のお話を伺いました。昨年、タイに住んでいらっしゃる息子さんが出家されることになり、得度式にご夫婦で出席されたときのお話です。

 タイでは90%以上が仏教徒で、ほとんどの男性は一生に一度は出家をし、一人前とみなされるとのこと。式の準備は現地のお友達や会社の人達がしてくださり、飾りつけやお供えもの、音楽など式の前後の様子を写真で紹介してくださいました。息子さんは9日間の出家の後、還俗して今も現地で働いていらっしゃるそうです。

所沢のモスク見学    2018年11月

 11月の講演会に続き、星の宮にあるモスクを見学させていただきました。一週間のうち最も大切な礼拝日 金曜日には、近隣にお住いの各国のムスリムの方たちが100人近く礼拝にみえるそうです。モスクに入るとすぐに説明をしてくださり、参加者は、どうして男女別に礼拝をするのか、女性がスカーフをする訳は?など、次々と質問をしていました。

 食事まで用意してくださっていたことは一同には嬉しいサプライズでした。少しピリ辛の美味しいお料理をいただきました。

 礼拝の様子も見学させていただき、最後に車座になってお茶をいただきながらコーランについてのお話を伺いました。

【30周年記念行事】 講演会「日本のイスラム社会から多文化共生を考える」

   2018年11月

 所沢市内にもモスクがあり、地域の国際化がますます進んでいます。30周年の記念行事として、早稲田大学でムスリムコミュニティの研究をしておられる岡井宏文先生をお迎えしお話を伺いました。

 日本と世界のムスリムの現状に始まり、日本国内でのムスリムに対する住民の意識調査など興味深い研究のご紹介があり、イスラムやムスリムに対する理解が進むと同時に、地域での共生について考えるきっかけになりました。

30周年記念行事】 日本に暮らすってどんな感じ? ~寸劇と講話~  2018年7月

 講師にファシリテーターの門美由紀先生をお招きし、日本に暮らす外国出身者の体験をもとにした寸劇を見たあと話し合い、講話を伺いました。2部構成で第1部では「ついつい言い間違い」、第2部では「そんなつもりじゃないのに...」です。

 寸劇は受講者、元受講者、日本語スタッフの出演で大変分かりやすく好評でした。寸劇をもとにグループで話し合い、ゼッケンと石鹸を間違える、どちらの国の言葉で子どもを育てるか、文化や習慣の違いによる行き違いなど、どのように解消し理解し合うかを考えました。

 このイベントは会員以外の一般の人にも参加していただきたいと“翔ばたつひろば”にも掲載し、多くの方にご参加いただきました。

☆「相談してよかった」と思ってもらうために

  ~外国の人から相談を受けたとき~   2018年3月

 社会福祉事務局ろんぐの長塩先生に講演していただきました。相談者の立場になって気持ちを理解し、自分の力で解決できるようお手伝いをすること。

 先生のほかに社会福祉士のお二人がアドバイザーとして参加してくださり、相談をする側と受ける側を交互に体験しました。相談事を一人で抱え込まないことも大切、難しい問題は”ぱあとなあ埼玉”に相談することもできるそうです。

☆台湾料理 ~台湾古草味(グゥツアゥウェ)~ 調理実習と講話   2018年1月

 台湾出身の元受講者とその友達、3人の方を講師に、台湾の伝統的な料理を紹介していただきました。

 ★芋粿巧(オゥクェキヤゥ):神様や先祖を祭る時のお供え物として昔はよく作られた

 ★刈包(グアバゥ):台湾風バーガー 世界中で人気のメニュー

 芋粿巧は、台湾独特のタロイモ、もち米粉、台湾産の米粉、干しエビなどを混ぜて勾玉のような形に整え蒸したもの。トッピングに揚げオニオン。刈包は楕円形の蒸しパンを作り、肉、高菜の漬物、パクチーなどを挟んだもの。出来上がったお料理を烏龍茶とともにいただきました。

 神様やご先祖を祭る様子や伝統的なお菓子などの写真や、台湾の歴史や文化などについて書かれた本などを紹介していただきました。

 参加も多く、にぎやかに、楽しく美味しく、台湾の歌やダンスなども披露していただき、大変盛り上がった学習会でした。

☆台湾文化センター訪問・原住民族舞踊体験  2017年5月  

   台湾文化センターを訪問、見学しました。台湾文化センターは台湾と日本との文化交流をはかることを目的としている施設です。ちょうど火曜日午前中は、台湾原住民族舞踊の講習がある日とのこと、思いがけず、私たちもストレッチから始まりしっかり2時間原住民族の舞踊を体験させていただきました。

 

 午後は朱センター長のご厚意により交流会を開いていただきました。明治大学の佐谷先生もご参加くださり、3.11などの災害に対して台湾からの義援金が多い理由や、戦前の日本の統治時代に対する台湾の人たちの思いなどを話してくださり、大変有意義な交流会となりました。

 

 最後はそれぞれ展示物や紹介ビデオなどを見学して解散しました。

☆講演会「外国人技能実習制度の問題と今後の対応策」  2017年2月  

  弁護士の高井信也さん(外国人技能実習生問題弁護士連絡会・事務局長)にご講演いただきました。この制度の内容とその構造的な問題点、実態などを懇切にご説明くださり、その対策として8月施行予定の「技能実習法」についてお話しくださいました。

 実際に受講者のなかには、技能実習生にあたるような人がいることから、この問題に対する関心は高く、多くの質問がありました。

もっと知りたい国シリーズ「モロッコ」  2016年10月

 グローバルに活躍なさった元モロッコ大使広瀬晴子氏にお話を伺う貴重な講演会でした。

モロッコ王国は砂漠とカサブランカのイメージがありますが、カサブランカは近代的な都市であり、美しい町や自然があって起伏に富んだ国とのこと。

 お話を伺っているうちに行ってみたくなりました。中東の戦争の状況を説明され、その中にあってモロッコ王国は穏やかで、平和を保っているそうです。

 先生は気さくで飾らないお人柄で、たくさんの質問にも体験に基づかれたご説明、ご回答をしてくださって、内容の濃い講演会でした。


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☆文化芸術振興課の業務について 

                2016年7月

 ~国際交流特に多文化共生を中心として~

 昨年、市役所に新設された文化芸術振興課とは、どんな業務内容なのかー担当職員に、お話ししていただきました。

 前半は国際交流、特に「多文化共生」を中心としたお話しで、後半は質疑応答・懇談となり、初期からのTIFメンバーを中心に熱い議論が交わされました。

 文化芸術活動の振興ととともに、国際交流に関することも担当業務となることから、TIFはおおいに連携が必要な課になります。

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☆タイ王国大使館訪問 ~ そして しながわ水族館へ  2015年10月

 もっと知りたい国シリーズ、今回はタイです。いつもの学習会とは趣向を変えて、タイ王国大使館を訪問しました。関心が高く、子供3人を含め40名の参加となりました。

 大使館では、珍しいタイのお菓子などいただきながら歓談したあと、タイ王国の紹介ビデオを見せていただきました。職員の方がクイズなども交えて親しみやすく、分かりやすくお話してくださいました。

 その後ゴシック様式の大使公邸を見学。外観もさることながら、内部の建築も素晴らしく、たくさんの美術品や美しい庭園にも感嘆の声が上がっていました。

 午後は大井町から無料送迎バスに乗ってしながわ水族館へ。珍しい魚やたくさんのクラゲを見て、飼育員と魚の水中ショーや迫力満点のイルカショーなどを楽しみました。

講演の様子

☆私とふじみの国際交流センター  

2015年5月

 外国人支援の活動を幅広く行っている「ふじみの国際交流センター」理事長の石井ナナヱ氏を講師にお招きして、お話を伺いました。ふじみの国際交流センターの活動内容、生活相談、外国人の状況やその子供の抱える問題など様々な方向からお話ししていただきました。支援することへの篤い思いと地道で息の長い活動を伺い、皆さん大変感銘を受けた様子でした。

 

☆外国人の相談内容に関する勉強会  2015年1月

 時として会員が受講者から生活相談を受けることがあります。その場合の参考にと、埼玉県国際交流協会の島崎講師をお招きして、外国人の相談内容の傾向とその対応などについてお話を伺いました。

 その後、ふじみの国際交流センターでの報告があり、会員の体験事例が紹介されました。


講演の様子

☆創立25周年記念学習会

 「多文化共生と日本語ボランティアの役割」

 2013年10月

 東京外国語大学多言語・多文化教育研究センターの杉澤先生に講演をお願いしました。

 日本語教室の役割では、3.11の東日本大震災で外国の方には情報が届きにくい状況の中、日本語教室がセーフティーネットとして機能したことなどを、また、日本語ボランティアとしての心構えや注意すべき点などを、大変分かりやすくお話しいただきました。是非もう一度先生のお話を伺いたいという感想が多く聞かれました。

 この学習会は「ふらっと」から委託事業としてのご支援をいただきました。 

 

☆創立25周年記念映画会  2013年7月

 映画を鑑賞した後、感想などを話し合いました。とても良い映画なので、できるだけ多くの人に見てほしい、受講生にも教室で見てもらうよう考えたいなどの意見がありました。

 

TIF 所沢インターナショナルファミリー